せどりとは、リサイクルショップなどで中古品を仕入れ、それをネットでより高い値段で売って稼ぐ手法を指します。
以前はせどりと言えば本が対象でしたが、最近は本だけでなくゲーム機や家電品、おもちゃなども対象とされており、稼げるなら何でも扱われているという印象です。
このページではゲームせどりに焦点をあて、その始め方や稼ぐコツなどを解説します。
ゲームせどりとは?
ゲームせどりで取り扱うのはゲーム機本体、ゲームソフト、ゲーム機の周辺機器の3つです。
これらの中古品を仕入れ、ネットで仕入れ値より高い値段で売って稼ぐ方法です。
同じものでもリアル店舗とネットでは売られている価格が違うことがありますし、ネットでもAmazonやヤフオクなど場所によって違いがあります。
せどりはこの価格差を利用して稼ぐわけで、仕組みは単純です。
また、ゲーム機本体は万単位の値段がすることが多いですが、ゲームソフトや周辺機器なら安価なものもたくさんあるので、少ない資金でも始めることができます。
そのため、ゲームせどりはビジネス経験がなくても取り組みやすいという特徴があります。
ゲームせどりで扱われている品物
ゲームせどりで扱うことができるものの種類について、ここでは詳しく解説します。
- ゲーム機本体
- ゲームソフト
- ゲーム機の周辺機器
ゲーム機本体
ゲーム機には数多くの種類があります。
たとえばプレイステーション、ニンテンドースイッチ、Wii U、Xbox、ゲームボーイなどです。
また、同じゲーム機でも複数の型があります。たとえば「プレイステーション3」なら「CECHL00」「CECH-2000A」など普通の人なら知らないような違いがあります。
型が違えば価格も違うので、まずはこうした違いがあることを知っておきましょう。
また、スーパーファミコンやゲームボーイのような古いゲーム機でも売れます。
もちろん状態が良くなければ売れませんが、すでに生産が終了していても欲しがる人はいるので、リサイクルショップなどで珍しいゲーム機を見つけたら掘り出し物かもしれないと考えて調べてみましょう。
ゲームソフト
せどりは基本的に中古品が対象ですが、ゲームソフトの場合は新品でも対象にできます。
新品が安く手に入るのは、家電量販店やデパートなどの店頭でワゴンセールがされているときです。
こうしたところをマメにチェックすれば、掘り出し物が見つかる可能性があります。
売れるソフトはやはり人気のあるソフトなので、ネットで人気のあるものをチェックしておきましょう。
たとえばプレイステーションならドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、バイオハザードなどが人気です。
ゲーム機の周辺機器
ゲームせどりのことを知らないと、ゲーム機本体やソフトしか思い浮かばないかもしれませんが、周辺機器も意外と売れます。
周辺機器はコントローラー、SDカード、保護フィルム、充電パック、ケーブルなどあらゆるものが対象で、特にコントローラーは意外な高値がつくこともあります。
周辺機器というと地味なイメージがあるかもしれませんが、物によってはゲーム機本体よりも大きな利益になることがあるので、マメなリサーチを心がけましょう。
ゲームせどりのメリット。一番のメリットは始めやすいこと
ゲームせどりにはいろいろとメリットがありますが、ここでは以下の3点を解説します。
- 少ない資金でも始められる
- ゲームソフトは小さいので省スペース
- プレミア価格がつく商品がある
少ない資金でも始められる
ゲームせどりは少ない資金でも始められます。
ゲーム機本体は1個あたりで万単位のお金が必要になることがありますが、ゲームソフトや周辺機器はそれほど仕入れに資金がかかりません。
そのため、仕入れたものが売れずに損失が出ても、それほど大きなダメージになりません。
ゲームソフトは小さいので省スペース
プレイステーションやWii Uなどのゲーム機本体は、たくさん扱うのであればある程度の保管スペースが必要ですが、ゲームソフトや周辺機器なら小さいので、それほど大きなスペースは必要ありません。
プレミア価格がつく商品がある
ゲームせどりに限りませんが、物によっては意外な高値がつくことがあります。
4000~5000円程度で仕入れたものに2万円を超える価格がつくこともあります。
ゲーム機本体の場合は新しいものが次から次へと発売されることはありませんので、どんなものに高値がつくかということは、経験を積めば見当がつく(=目利きができる)ようになるでしょう。
ゲームせどりのデメリット。検品や動作確認が必要
中古品の仕入れで面倒なのが仕入れた商品の動作確認です。
リサイクルショップで仕入れたのであれば、その店で動作確認をしているはずですが、決して完璧ではありません。
あえて動作確認をしないで売り、返品の要請が来たら素直に応じて手間を省くのも1つの方法ですが、動作確認をしてから売れば「動作確認済み」という記載をして売ることができるというメリットがあります。
どこで仕入れる? 店舗とネットの両方を使う
ゲームせどりの仕入元は、実店舗での仕入れとネットでの仕入れに分けられます。
以下でそれぞれの特徴を詳しく解説します。
- 実店舗での仕入れ
- ネットでの仕入れ
実店舗での仕入れ
ゲームせどりで売る商品は実店舗とネットの両方で仕入れることができますが、初心者向きで取り組みやすいのは実店舗での仕入れです。
ネットは全国の人がライバルになるので、そう簡単に安いものが手に入るわけではありません。
その意味で、現地に来ないと買えない店舗せどりのほうがやりやすいと言えるでしょう。
仕入元はブックオフやハードオフなどのリサイクルショップだけでなく、TSUTAYA、ゲオのほか家電量販店やデパートのゲーム売り場なども利用できます。
リサイクルショップにはジャンク品が売られていますが、目利きができればこうした売り場から掘り出し物を見つけることもできるようになるかもしれません。
ネットでの仕入れ【電脳仕入れ】
ネットで仕入れたものをネットで売ることを「電脳せどり」と言います。
仕入元となるのはヤフオク、メルカリ、TSUTAYA オンラインなど、売る場所としても利用できるところです。
それぞれに特徴があるので、出品される商品や価格の傾向などを把握して最適なところで仕入れられるようにしましょう。
ゲームせどりで稼ぐならAmazonFBAを検討しよう
Amazonには「AmazonFBA」という便利なサービスがあります。
AmazonFBAを利用すると売りたいものをAmazonに送るだけで、売れた後の商品の梱包や発送、返品対応など面倒な作業をすべて代わりに行ってくれます。
もちろん手数料はかかりますが、AmazonFBAを利用することで浮いた時間を仕入れやリサーチにあてられるのがメリットです。
取引数量が増えてきたらぜひ利用を検討すべきです。
なお、売れない在庫をたくさん抱えると保管手数料の負担が重くなるので、なるべく売れ残りが出ないように在庫の管理をしましょう。
まとめ:コツコツ取り組める人なら副業として成立する
ゲームせどりは周辺機器まで含めると数多くの品物があるので、目利きができるようになるまでは時間がかかるかもしれません。
しかし、ゲーム機本体だけに絞って取り組むようなやり方もあります。
副業として行うなら、最初はあえてこまごまとしたものは対象外とし、わかりやすい品物だけを扱うというのも1つの方法です。
ゲームが好きなら知識もあるでしょうし、楽しく取り組めるはずです。副業でもお小遣い程度の収入なら、コンスタントに得られるようになる可能性は十分にあるでしょう。