デリヘルドライバーとは、デリバリーヘルスで働く女性をお客さんのもとへ送迎するドライバーです。
基本的に車の運転ができれば可能で、タクシーやバスの運転手なら必要とされる二種免許は不要です。
店によりますが、業務委任契約を結んで副業で行うことが多いです。
女性が仕事をしている間は待っているだけなので、車の運転が好きなら普通の仕事をするよりもラクに感じるかもしれません。
このページでは、デリヘルドライバーの報酬相場やデリヘルドライバーになる方法、仕事をするうえで知っておきたいポイントなどについて紹介します。
デリヘルドライバーとは?
デリヘルドライバーとは、デリバリーヘルスで働く女性を送迎するのが仕事です。
女性の待機所とお客さんの依頼があった場所を往復して送迎するので「送迎ドライバー」とも言います。
バスやタクシーの運転手であれば二種免許が必要になりますが、デリヘルドライバーは一種免許だけで可能です。
また、送迎は社用車でできるので、マイカーを持っていなくても問題ありません。
年代については基本的に問われませんが、20代よりは30代、30代よりは40代が好まれる傾向にあるようです。
理由は定かではありませんが、年齢が高ければ運転歴も長く事故が起きにくいことや、女性と恋愛関係になって辞められてしまうリスクが低いからかもしれません。
なお、デリヘルドライバーの仕事は女性の送迎だけではなく、場合によっては女性を呼んだお客さんのチェックをすることが必要になることもあります。
デリバリーヘルスは女性の働く場所が密室なので、問題が起きる可能性を未然に防ぎたいということでしょう。
デリヘルドライバーはどのくらい稼げる?
デリヘルドライバーの給料は、地域によって差があります。
東京都心にある店の求人募集によると、日給1万2000~1万5000円も可と書かれているケースが多いです。
時給なら1300~1500円程度です。
車は社用車を借りることが可能で、ガソリン代については全額負担してもらえるところとガソリン手当を支払うところがありますが、全額負担のところが多いので、給料から差し引かれることはあまりありません。
デリヘルドライバーの仕事は風俗業専門の求人サイトで見つけることができます。
募集職種は「送迎ドライバー」となっています。
東京都心は歌舞伎町をはじめ、渋谷、五反田、上野など風俗店街が多くあるため、他の地域と比べて相場は高く求人も多いです。
そして、正社員登用のチャンスを設けている店も多く、正社員になれば月30万円以上を稼ぐことも可能です。
デリヘルドライバーのメリット
デリヘルドライバーには以下のようなメリットがあります。
1.日払いが可能なところが多い
デリヘルドライバーの給料は日払いが可能となっているところが多いため、急ぎでお金が必要な場合には重宝できそうです。
ただし、1日で支払う金額に上限(1万円程度)を設けているところもありますので、必ず雇用側に確認するようにしましょう。
2.短時間での勤務が可能
デリヘルドライバーは短時間での勤務も可能です。
5~6時間程度から可能としている店が多いですが、中には1~2時間程度でも良いというところもあります。
24時間営業の店ならその中から時間を選べるので、都合の良い時間に働ける可能性が高いです。
3.待機中は好きなことができる
女性が働いている間は待っているのが仕事です。
その間にすることと言えば、帰るときのルートのチェックや車内の清掃くらいです。
そのため待っていること自体に苦痛を感じなければかなりラクなはずです。
デリヘルドライバーの辛いところ
逆に、デリヘルドライバーをするうえで辛い点としては以下のようなものが挙げられます。
1.女性との良好な関係を維持することが必要
デリヘルドライバーは部屋にこもってする仕事ではないので、煩わしい人間関係があまりないのがメリットです。
しかし、送迎する女性たちとの人間関係を維持することは必要です。
デリヘルドライバーが送迎するのは風俗業で働く女性たちなので、一般の女性と比べて扱いは少し難しいかもしれません。
そういう意味では特殊なスキルを求められる仕事と言えるでしょう。
また、ドライバーが女性に手を出すことはどこの店でも厳禁です。
そのため、そうした関係にならないように距離を保つことも求められます。
2.車の中にいる時間が長い
女性が仕事をしている間は自由といっても、車からあまり離れているわけにはいきません。
何か問題が起きて、女性が早めに戻ってくることも考えられるからです。
また、女性がいなくなるたびに飲食店などに入って時間を潰すわけにもいかないでしょうから、必然的に待機中の大半は車の中で過ごすことになるはずです。
それが苦痛だと続かないかもしれません。
【最悪逮捕?】未成年の雇用など違法店では絶対働かないこと
デリバリーヘルスを営むためには、各都道府県にある公安委員会への届け出が必要です。
そのため、届け出をしないで営業している店はその時点で違法店です。
また、児童(18歳未満)を雇用していれば児童福祉法や風営法違反を問われますし、デリバリーヘルスという業種の範囲を超えるサービスを提供している場合は売春防止法違反となります。
捕まるのは店長だけだと思っている人もいるでしょうが、問題が発覚した場合はドライバーであっても逮捕される可能性があります。
ただし、関与の度合いによって処分には差があるので、単に送迎だけをしていたのであれば起訴猶予になるか、あるいは実刑でも執行猶予がつく可能性が高いです。
そのため、その店で働くかどうかを決めるときは公安委員会への「届出確認書」を見せてもらいましょう。
もっとも、違法店でそのようなことを言えばどうなるかという問題もありますが……
女性から好かれるドライバーになるために心がけたいこと
デリヘルドライバーとして稼ぐためには、女性に好かれることが大事です。そのために大事な以下の2点を意識しましょう。
1.安全運転で、時間どおりに客先に到着できる運転技術
デリヘルドライバーは、女性が気持ちよく働けるように丁寧な運転で送り届ける必要があります。
危なっかしい運転では、お客さんのところに到着するまでに疲れてしまいます。
また、お客さんのところに指定された時間に到着する必要があるので、道にある程度、詳しいことも求められます。
マイカーを持ち込むならカーナビは必須でしょうし、カーナビに頼り切りにならなくても走れる程度の土地勘は必要でしょう。
2.マイカーを持ち込むなら車内を清潔に
一般的に、女性は清潔な環境を好みます。マイカー持ち込みの場合、男性は車内を清潔に保つようにしましょう。
特にタバコ臭い場合は要注意です。
タバコの匂いが染み付いたマイカーを利用するくらいなら社用車を借りるほうが無難です。
まとめ:運転が好きなら意外とラクに稼げるかも
デリバリーヘルスはれっきとした風俗業なので、おそらく働くことに抵抗があるという人のほうが多いでしょう。
しかし、条件は意外と悪くないので、運転が好きで他人の目を気にしないのなら興味を持っても良いかもしれません。
なお、実際に働くときはとにかく違法店でないかどうかの確認をしっかりと行いましょう。