ここでは場所取り代行の仕事について解説していきます。
場所取り代行は、お花見など良い場所を確保したいときに代理で依頼される仕事です。
お花見や花火大会などは開始時間までずっとその場にいないと、本来は場所を確保できないケースがほとんど。
しかしそういった無駄な時間を省き、開始時間に来て良い場所が確保されているという状況を作り出して上げる仕事です。
場所取り代行はどんな仕事をしているのか詳しくみていきましょう。
場所取り代行とはどんな仕事?
場所取り代行はお花見や運動会、花火大会などのイベントで場所を代わりに確保する仕事です。
知名度が高く、人気のイベントほど依頼が増えます。
依頼者の要望によってどんな場所が良いのか、どれぐらいのスペースを確保して欲しいのかヒアリングして場所を確保します。
人気イベントになると開始時間の半日前ぐらいから場所を確保しなければいけません。
そのため時間が長くなれば、収入も高くなります。
また、場所の確保だけでなく事前にブルーシートの用意、ゴミ箱の用意、ケータリングの手配などオプションを付けて対応する事もあります。
依頼者は現地に来て特に片付けもせず、そのまま帰ることのできるサービスです。
特にお花見の場合、会社の集まりなどで利用することもあり、広大なスペースの確保やケータリングを依頼される方も多いです。
場所取りの仕事は便利屋が行っている場合がほとんど
場所取り代行という仕事を専門に行っている業者はほとんどないでしょう。
そういった仕事を受け付けているのは、便利屋などの多目的な業務を承っている企業です。
あるいは個人がお小遣い稼ぎのようにやっているケースもあります。
ただ、そういった人は待っているだけではなかなか依頼されることがないので、現地で直接声をかけて仕事を取る人もいます。
しかしこの方法は、契約書を結ぶことなく受け付けていることが多いので、グレーな部分が多いです。
場所取り代行のバイト募集はない。自分で集客する他道はない
場所取り代行をしたいと思った場合、便利屋などの求人募集をチェックするのが良いでしょう。
ただ、「場所取りだけ」の仕事募集はありません。
場所取りの仕事だけしたい場合は、自分で集客するしかないでしょう。
場所の確保に困っていそうな人に声をかけて、「代わりにいくらで場所を確保しておきますよ」などと声をかける人も、お花見シーズンなどで現れることがあります。
言い値なので相場はまちまちですが、数千円で対応することが多いようです。
【注意】管理者が場所取りを禁止していることがある
場所取りによって近隣の方に迷惑をかけたり、交通の妨げになる可能性があります。
例えば、東京の上野公園などのように場所取りを禁じている場所もあります。
そういったところで場所取りを行うと、警備員やパトロールに声をかけられ、撤去するよう命じられてしまうので注意しましょう。
場所取りを行う上でのマナー・注意点
場所取りを行う上での注意点を3つ紹介します。
- 一人で広い範囲を確保しすぎない
- 長時間の不在時間を作らない
- 徹夜での場所取りは避ける
1人で広い範囲を確保しすぎない
1人で広いスペースを確保しようとすると主催者から注意されたり、他のお客とトラブルになってしまうことがあります。
例えば、30人ほど参加予定の場所を1人で待っていると、なぜそのようなスペースを1人で待っているのかと不審がられたり、「もっと狭くしろ!」とクレームを受けてしまうことも考えられます。
長時間の不在時間を作らない
場所取り代行は、基本的にその場所を離れてはいけません。
無人の時間が長いと管理者からブルーシートを撤去される可能性があります。
また、いない間に他のお客さんに場所を取られてしまうケースもあるでしょう。
例えば、「トイレに行っている間に他のお客さんに場所を奪われてしまった」ということもあります。
少なくとも2人以上で場所取りする必要があります。
徹夜での場所取りは避ける
いくら人気のイベントでも徹夜での場所取りはできるだけ控えましょう。
安全面の危険性もありますし、深夜で場所取りをしていると近隣から苦情が入ることがあります。
また、主催側も前夜からの場所取りを禁じているケースが多いです。
まとめ:需要に偏りがあり、安定して稼げない
以上、場所取り代行について紹介しました。
お花見シーズンや花火シーズンなど一定期間では需要がありますが、それ以外ではスタッフ募集もなかなかありませんし、常時雇用がある仕事ではありません。
安定的に稼ぐのは難しいでしょう。