ここでは撮影した写真を売って稼ぐ方法を紹介します。
一般的に写真を販売する場合、プロのカメラマンが撮影したような綺麗な写真でないと売れないと思っている人もいます。
しかし、実際には一般の方がスマホで撮影した写真でも需要があれば、十分に売れるチャンスがあります。
ただ売れるようになるには時間もかかりますし、撮影技術やニーズを把握しておく必要があります。
写真で稼ぐには具体的にどんな方法があるのか詳しく見ていきましょう!
写真を売るならストックフォトサービスが一般的
ストックフォトサービスは写真を提供する側と購入する側が集まる、「写真の販売サイト」です。
撮影したものが全てストックフォトサービスに登録されるわけではなく、審査があります。
登録時の審査もありますし、写真1枚1枚に対する審査もあります。
審査判定はサービスによって多少差がありますが、著作権、肖像権、知的財産権に反する写真はすべて却下されると解釈しておいた方が良いでしょう。
売れる写真の条件とは?取り入れたい4つの戦略
売れる写真は以下4つの戦略がポイントとなります。
- 需要と供給を調べる
- ニッチなテーマで撮影する
- ジャンルを決め、特化してたくさん撮影する
- 検索される言葉を考えてから撮影する
需要と供給を調べる
まずは「自分の撮りたいものだけを撮る」という考えではなく、ストックフォトサービスではどんな写真が多く登録されているのか、把握するところから始めましょう。
例えば風景や植物、動物などの写真は写真家が多く撮影するものですが、実際の需要はそこまであるわけではありません。
それよりも会社での一コマ、医療現場での一コマなど、会社のサイトやパンフレットに使用されるような写真の方がニーズがあります。
ニッチなテーマで撮影する
ニッチは直訳すると「隙間」。
つまり、あまり撮影している人がおらず、なおかつニーズがありそうなテーマを狙うのがポイントです。
すでにさまざまなジャンルの写真がストックフォトサービス上にあるので難しいですが、それでも数が少ない写真も存在します。
特に撮影が難しい施設内のイメージ写真などはニーズがあります。
ジャンルを決め、特化してたくさん撮影する
ジャンルを決めたら、その分野でたくさんの写真を撮影するのがお勧めです。
たくさん撮影するといっても、同じシチュエーションではなく、さまざまな写真を撮るのがポイントです。
例えば、おじいちゃんの写真。
老人ホームや医療機関での使用が考えられます。
体調の悪いおじいちゃんの写真、元気になったおじいちゃんの写真、ベッドで横になるおじいちゃんの写真など、さまざまなシチュエーションで撮影すると需要が高まります。
検索される言葉を考えてから撮影する
やみくもに写真を撮影するのでもなく、検索キーワードに引っかかりそうな写真を用意するのがお勧めです。
例えば、「悩み 男性」などと検索する人は病気で悩んでいる人の写真、仕事で失敗して悩んでいる人の写真などが欲しいと思っている人でしょう。
その場合は、体調が悪そうな男性を撮影したり、スーツ姿で悩んでいる男性を撮影するのもお勧めです。(もちろん無断で他人を撮影するのではなく、モデルを用意しましょう)
おすすめのストックフォトサービス5選と、それぞれの報酬
知っておきたいストックフォトサービスとその報酬を紹介します。
- Selpy
- Snapmart
- フォトライブラリー
- PIXTA
- Shutterstock
Selpy
Selpyはスマホから簡単に写真を売ることができるアプリです。
まずはプロフィール登録し、テーマに沿った写真を提示すると、合格した場合に写真を買い取ってくれます。
売れた時の報酬はばらつきがあり、1点数十円から数百円のものが多いです。
簡単なものだと、1点20円程度です。
募集しているのは企業やスポンサーで、人物写真や物の写真、風景写真など様々です。
自分が所有している写真が、そのテーマに合う可能性もあるのでぜひチェックしてみましょう。
比較的敷居が低く、利用しやすいストックフォトサービスです。
Snapmart
Snapmartは自分の写真を登録して、それが売れたら報酬を得られるというシステムです。
Snapmartにはユーザーランクがあり、それによって報酬率が変わってきます。
最初は報酬率30%からで、実績が上がってくると報酬率60%までアップします。
また定額制販売というものがあり、そこで売れた場合は86円×各自の報酬率となります。
例えば、86円×30%だと25.8円。
1枚に売れると、これだけの報酬が得られるという計算です。
フォトライブラリー
フォトライブラリーも上記のSnapmartと同様、写真を登録し、それが売れたら報酬を得られるシステムです。
初月は販売手数料40%が引かれ、60%の報酬となります。
翌月からはフォトライブラリー以外で販売しているケースと、フォトライブラリーのみで写真を販売している場合で報酬率が変わってきます。
写真はサイズによって初期設定価格がありますが、個別に価格を設定することも可能です。
ただ最初は高望みするより、初期設定値にして販売したほうが売れる可能性が高いでしょう。
もちろん初期設定値より低くして販売する事も可能です。
100円単位で設定できます。
仮に1,000円に設定したものが、初月に売れた場合は60%の報酬なので600円です。
PIXTA
PIXTAも他のストックフォトサービスと同様に、素材データをアップし、売れたら報酬を得られるシステムです。
報酬はランクによって異なります。
22%から58%と幅が広いです。
最初は一般クリエイターとして登録され、22%から42%の報酬になります。
1000円の写真が売れて220円。
PIXTAには専属クリエイター、人物専属クリエイターなどの部門があり、そのジャンルに特化して写真を登録すると、報酬も高くなります。
Shutterstock
https://www.shutterstock.com/ja/
Shutterstockは写真だけでなく、イラストや動画、音楽など幅広いコンテンツを販売できるサービスです。
また販売ルートが日本だけでなく、海外も対象となっているのでさらに売れる可能性が高まります。
1枚当たりの報酬は月額定額プランで売れた場合や、画像の大きさなどによって異なります。
だいたい20%から30%程度です。
つまり1,000円の写真が1枚売れたら200円から300円程度となります。
報酬的には他のサイトと特に大差はありません。
まとめ:写真が好きならトライする価値あり。ある程度稼げるようになるまでには時間が必要
以上、ストックフォトサービスについて紹介しました。
どのストックフォトサービスにも共通して言えることは、1枚登録しても売れる可能性は非常に少ないということ。
数十枚登録して、ようやく1枚売れるかどうかです。
ニーズなどがないと仮に100枚登録しても、1枚も売れないでしょう。
また登録に際し、非常に厳しい審査のところもあります。
画像の鮮明度や解像度などをチェックするサービスもありますので、敷居が低いところから始めてみるのがおすすめです。