ドコモが提供するキャッシュレス決済サービスd払いは、残高を現金に換えることができます。
しかも、残高にあるお金を引き出せるだけでなく、残高にお金が入っていなくても現金を手にすることもできるのです。
当記事ではd払い残高の出金方法と、d払いを活用して現金化できる方法をお伝えしていきます。
d払いを使って即日現金化を目指したい方は最後まで読んでみてください。
d払い残高を即日現金化する方法
実は、d払いを現金に換える方法はたくさんあります。
ドコモユーザーでなくても利用できる方法、即座に現金を手に入れられる方法などさまざまあるため、あなたに合った方法で現金化してみてください。
銀行口座へ出金
d払い残高は自身の銀行口座へ出金(払い出し)が可能です。
方法は簡単で、アプリにあらかじめ出金用口座を登録しておき、あとは出金画面で金額を指定するだけで、1〜2営業日後には振込が完了します。
なお、一度に出金できる金額は2万円までと決まっており、出金の都度、220円(※)の手数料がかかります。
ちなみにドコモユーザーの方もそうでない方も出金することが可能ですが、出金できるのはd払い残高のうち現金バリューのみとなります。
現金バリューは本人確認を済ますことで利用できるようになる残高の名称です。
※払出金融機関がみずほ銀行の場合、1回目のみ110円となります
即日出金したいならセブン銀行ATMへ出金
銀行口座への振込の場合は、現金を手にするまでに少し時間がかかってしまいます。
もし今すぐに現金を必要としているのであれば、セブン銀行ATMでの出金がおすすめです。
ただし、この方法はドコモユーザーのみが利用できます。
出金する際はスマホをもってセブンイレブンへ行きましょう。
店内に設置してあるATMとスマホアプリを操作して、d払い残高(現金バリュー)から現金を引き出すことができます。
銀行口座への出金と同様に220円の手数料が都度かかりますが、一度に10万円までを出金することが可能です。
切手を購入し、金券ショップで現金化する
換金率の高い切手を購入し、金券ショップで現金に換えるのもひとつの手です。
あまり知られていませんが、郵便局の窓口はスマホ決済に対応しており、d払いで切手を購入することができます。
なお、コンビニでも切手を購入できますが、コンビニでは現金のみの支払いとなるため、必ず郵便局で購入するようにしましょう。
ちなみに、切手の換金率は最大90%ほどと言われています。
ドコモユーザーは電話料金合算で現金化可能
d払いの支払い方法のひとつに、ドコモユーザーだけが利用できる「電話料金合算払い」があります。
「電話料金合算払い」とは、利用料金を月々の携帯電話料金に合算して支払う方法です。
つまり、d払い内に残高がなかったり手元に現金がなくても後払いで買いものができるというわけです。
そして、この「電話料金合算払い」を利用すると、以下の方法で現金化が可能となります。
dカードプリペイドを利用する
まずdカードプリペイドを利用する方法です。
dカードプリペイドは、あらかじめチャージ(入金)した金額内で利用ができるプリペイド式カードとなります。
チャージ方法のひとつとして、電話料金合算払いが利用できます。
電話料金合算払いでチャージしたdカードプリペイドを使ってAmazonギフト券などを購入し、金券ショップで換金することで現金を手に入れることが可能です。
バンドルカードへチャージして購入した商品を換金する
次にバンドルカードを利用する方法です。
バンドルカードとはアプリからだれでも発行できるViSAプリペイドカードで、バーチャルカードなら1分で無料発行ができるカードとなっています。
バンドルカードも電話料金合算払い(ドコモ払い)でのチャージが可能となるため、電話料金合算払いでチャージしたバンドルカードを使って高換金率の商品やギフト券を購入し、転売して換金することで現金化が可能です。
キャリア決済の現金化に対応した専門業者を利用する
最後に、キャリア決済の現金化を専門業者へ依頼する方法があります。
現金化の専門業者とは、クレジットカードやスマホ決済、キャリア決済といった後払い機能の決済方法を利用して現金に換えてくれるサービスをおこなっている会社のことです。
Webサイトから申し込むだけで、即日現金化が可能となります。
ただし、d払い(ドコモ)の現金化に対応していない業者もあるため、必ず申し込み前に対応しているかの確認をしてください。
また、近年はdカードプリペイドの現金化に対応している業者も増えているので、確認してみるとよいでしょう。
d払いを現金化する際の違法性・注意点
d払いを現金化するにあたり、違法なのかどうかが気になる方もいるでしょう。
結論から言えば、現金化は違法ではありませんが、注意しなくてはならない点がいくつかあります。
くわしく説明していきますので、よく読んでおいてください。
現金化は違法ではないが規約違反になることも
d払いは利用規約で「現金化を目的とした使用」を禁止しています。
2.当社は、お客さまが次の各号に該当するときは、本サービスの全部又は一部の利用を停止
することがあります。
(5)現金等を得る目的で本サービスを利用したとき。
(出典:d払いご利用規約)
そのため、紹介した現金化方法のうち、金券ショップ等で換金する方法と現金化業者を利用する方法は、この規約に違反する可能性があります。
規約違反だとみなされればd払いの利用停止などを受ける恐れがありますが、実際に指摘を受けることは極めて稀でしょう。
しかし、安全を期すためにも、現金化の際は専門業者を通したほうがよいと言えます。
電話料金合算は手数料がかかる
d払いの支払いをドコモの電話料金合算払いでおこなうこと自体に手数料はかかりません。
しかし、バンドルカードへ電話料金合算(ドコモ払い)でチャージする際には所定の手数料がかかるので注意が必要です。
バンドルカードへのチャージ額が1回につき4,000円以下の場合は300円、5,000円以上の場合はチャージ金額の6.15%が手数料として加算して請求されます。
キャッシュレス決済の中では比較的高額と言えるでしょう。
なお、dカードプリペイドへ電話料金合算払いでチャージする場合には、手数料は0円です。
送金機能は現金化には使えない
d払いには、d払い残高を他社へ送金できる機能があります。
あらかじめチャージしておいたd払い残高の金額を、ほかのドコモユーザーやd払い利用者へ送ることができる便利な機能ですが、この送金機能を使って現金を手に入れることはできません。
ただし、他社から送金してもらったd払い残高を受け取った後に出金することは可能です。
通常のd払い残高の出金方法と同様、銀行口座やセブン銀行ATMを通して現金化してください。
利用限度額は個人によって異なる
現金化にあたり、利用限度額がそれぞれ設けられています。
現金化できる金額は、原則、利用限度額が上限額となることを覚えておきましょう。
電話料金合算払いの場合、20歳未満の方は月1万円、20歳以上の方は利用月数に応じて月1万円~10万円の範囲で上限額が設定されます。
なお、d払い残高払いの利用上限額はありませんが、上限残高額は100万円となっています。
クレジットカード払いの場合は各クレジットカードの上限額が利用限度額です。
d払いの現金化に関するQ&A
最後に、d払いを現金化するときによくある疑問を解消しておきましょう。
d払いを滞納したらどうなりますか?
d払いの支払い(電話料金合算払い)を滞納してしまった場合、一般的な催促に加え、遅延損害金が発生します。
なお、遅延損害金は「支払い期日の翌日から支払い日前日までの日数について、年14.5%の割合で計算して得た額(※)」と定められています。
また、損害金にプラスし、d払いの利用やドコモスマホの使用ができなくなる可能性があります。
※d払いご利用案内「お支払い方法-請求書の記載内容について(電話料金合算払い)」より
d払いの残高が「0円」になっていました!
dアカウントの会員情報変更やahamoへのプラン変更などをおこなうと、d払い残高が失効して0円になってしまいます。
失効した残高は手続きをおこなうことで元に戻るので、安心してください。
対象者の方にはメールで手続きの連絡が届くようになっていますが、連絡が届かない場合や原因がわからないときにはドコモまで問い合わせてみてください。
利用可能額を増やす方法はある?
電話料金合算払いの利用限度額は1万円から10万円までとなっており、これ以上に限度額を上げる方法はありません。
もし10万円以上に限度額を上げたい場合は、電話料金合算払いではなくd払い残高を利用してください。
d払い残高払いの場合、100万円を上限に、残高内の金額を支払いに使えます。
まとめ:d払いは様々な方法で現金化可能
以下のようにd払いを現金化する方法は複数あり、個人に合った方法を選択する必要があります。
- d払い残高を銀行口座から出金する
- d払い残高をセブン銀行ATMから出金する
- d払いで切手を購入・換金する
- 電話料金合算払いを利用して現金化をする
そして、現金化の際は利用限度額があることや、支払いを滞納したときのリスクを頭に入れておきましょう。
また現金化は規約に触れる場合があるため、自身でむやみにおこなわず、専門業者を利用するのがおすすめです。