2015.08.10
SEOの検索キーワード選びに重要。ペルソナ分析を行う
ホームページを作成する上でもっとも軸となる3つの項目を決めなければなりません。
それは「ターゲット」「コンセプト」「目的」の3つです。
この軸をしっかりとさせることが強固なSEO対策となり、ひいてはサイトとユーザーのマッチング性を高めることとなります。
そこで、最近特に注目されているのが「ペルソナ分析」です。
そもそもペルソナ分析とは、サイトのターゲットとなるユーザーの属性、特性興味、関心など様々な角度からユーザーへの理解度を深めるマーケティング手法の事を指します。
ペルソナ分析を行うことにより、ターゲットユーザーの事を深く知ることが出来るため、サイトの「軸」が定まり、具体的に戦略を練ることが可能となります。
この、基本軸がしっかりとしていると「ターゲット」「コンセプト」「目的」の3つからブレることが少なくなります。
ペルソナ分析に役立つ手法と注意点
しかし、ペルソナ分析を行いサイトで実施しても、ターゲットが本当にあっているのかということはある程度の時間を要しなければ数値として現れてきません。
また、実施していくとターゲットはいろいろな検索方法やキーワードでサイトに訪れているため、キーワードを絞り込むのが難しく感じると思います。
そういった時に役に立つのはリスティング広告です。
リスティング広告はSEO対策の上でも手っ取り早くアクセスを集められることから、立ち上げたばかりのサイトの場合は有効活用することが可能です。
ペルソナ分析の際にも用いることによって明確に、ターゲットユーザーを知ることができます。
例えば、リスティングのキャンペーンなどをテスト的に実施することにより、メインターゲットになるユーザーの特性を深く理解できると共に、理解を深めるための時間も圧倒的に短縮することが可能になります。
こういった有効となるツールを活用しペルソナ分析を行うとよいでしょう。
しかし、注意して頂きたい点としては一度、ペルソナ分析を行ってユーザーを理解したと思い込んでしまい、それ以降は分析を実施しなくなることです。
インターネットの世界ですので、今日の常識が明日の非常識となることは多々あります。
目先のコンバージョンの高いワードのみで対策を行ってしまうと、ある日突然、コンバージョンが上がらず、次の対策を行うまでに相応の時間を要することとなります。
ペルソナ分析は日々実施することを心がけ、インターネットの世界であっても行動を起こしているのは人であるという事を忘れず、対策を行って頂ければと思います。
2015.01.29
通販ショップなど、全国にお客さんを持つサイトのキーワードとサイトタイトル
通販ショップや、様々なネットサービスなどは、日本全国ネットがつながるところはすべてお客さんという商売です。
限定された地域で商売をするのと違い、全国の同業他社サイトと順位を争うことになりますので当然競争は激しくなります。
まだ、キーワード対策をされていないサイトは、まず、今からでも上位表示できるキーワードを考える必要があります。
全国を商圏にするホームページのキーワードとサイトタイトルについて考えてみましょう。
基本は複合キーワード狙い
検索キーワードは、大きく分けて3種類に分類されます。
分類の基準は上位表示の難易度です。
まずはビッグキーワード。
- 「育毛剤」
- 「洗顔料」
- 「転職サイト」
などお客さんの高い購入意欲が読み取れる単語です。
ビッグキーワードの「ビッグ」とは、明確な定義はないですが、上位表示すれば獲得するお客さんの数が「ビッグ」と捉えていいでしょう。
そのほとんどが単語1語で、表されるキーワードです。
次に、ミドルワードです。ビッグキーワードと呼ばれるキーワードにもう1語足してキーワードを作ります。
掛け合わせるので、複合キーワードとも呼ばれます。
- 「育毛剤 女性用」
- 「洗顔料 人気」
- 「転職サイト 評判」
「人気」「口コミ」「評判」といった単語は、購入を前提に検索している人が多いため、こういったキーワードはアクセスアップにつながります。
単語1語のビッグワードに比べて、上位表示は易しくなりますが、ジャンルによっては強豪サイトがひしめいている場合もあります。
なので、今からキーワード戦略を立てようとお考えの方は、もう1語かけあわせたスモールキーワードを狙うことをおすすめします。
- 「育毛剤 女性用 40代」
- 「洗顔料 乾燥肌 人気」
- 「転職サイト 事務職 評判」
3語の掛けあわせキーワードならば、上位表示もさほど難しくありません。
キーワードを絞るということは、対象も絞ることになります。
例えば、上の「育毛剤 女性用 40代」というキーワードで上位表示していたとしましょう。
その際、50代の人があなたのサイトを見た場合は、すぐにページを閉じられるかもしれませんが、本当に薄毛で悩む40代の人が見た場合は、購入の確率が高くなります。
3語掛けあわせキーワードでサイトタイトルを作ってみる
では、上で作ってみたキーワードで、サイトタイトルを考えてみましょう。
- 「女性用育毛剤ならABC。40代女性の髪をハリ・コシアップ!」
- 「乾燥肌用洗顔料のDEF。人気のコラーゲン配合」
- 「転職サイトGHI。事務職に評判のエージェント」
いかがでしょうか?
キーワードの語順は入れ替わってもOKです。
きっちり3語をかけあわせながらサイトタイトルが作れましたね。
メインになるキーワードはなるべく左に寄せるというのは、地域ビジネスのページで紹介したとおりです。
(参考)→サイトタイトルを考える。店舗ビジネスの場合「地名」は必須
狙いたいキーワードは3語までがベスト
複合キーワードは、比較的上位表示しやすいというメリットをもっていますが、サイトタイトルを作る場合、5語、6語と詰め込めばよいというものではありません。
「女性用育毛剤ならABC。40代に口コミ評判で人気」
「女性用」「育毛剤」「40代」「口コミ」「評判」「人気」と、検索されそうなキーワードを6語ほど盛り込んで、サイトタイトルを作ってみました。
たしかに検索回数はあがるかもしれませんが、ちょっと文章としておかしいですね。
魅力がないサイトタイトルは、検索されてもクリックされにくい傾向にあります。
検索1位になれば、クリックしてもらえる確率は高いですが、3位や4位にいた場合は、あなたのサイトを飛ばして、もっと魅力あるサイトタイトルをつけた5位のサイトがクリックされることもあります。
なので、複合キーワード狙いも3語程度から多くても4語までにとどめておきましょう。
ビッグキーワードで上位表示したくても最初は複合キーワード狙い
あなたがよほどSEOに自信があったとしても、最初は2語、3語かけあわせの複合キーワードで上位表示を狙いましょう。
複合キーワードで上位表示すれば、アクセス数はある程度伸ばすことができます。
アクセスがあるということはいずれは人気サイトになる可能性があります。
人気があるサイトはいろいろなところで紹介されたり、リンクを貼られたりします。
そうなると、最初は複合キーワードでの上位表示を狙っていたとしても、年数を経ると、ビッグキーワードで上位表示することもあります。
いきなりビッグキーワードで上位表示を目指すと、上位表示するまでの期間に多くの訪問者を取りこぼすことがあります。
なので、今からサイトの検索キーワードを考えたり、タイトルを考えるという方は必ず複合キーワードから狙うようにしましょう。
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2015.01.26
サイトタイトルを考える。店舗ビジネスの場合「地名」は必須
ホームページにおける、タイトルというのはものすごく重要です。
なぜ重要かというと、タイトル内にメインとなる集客キーワードを入れることで、それだけで上位表示が可能な場合があるからです。
- 「介護用品 通販」
- 「司法書士 ●●市」
- 「釣具 激安」
こういったキーワードをサイトタイトルに入れることは、今からホームページで集客をしようと考える事業主様にとって必須になります。
ここでは、うまくキーワードを入れた、サイトタイトルの付け方について、いくつかの事例を混ぜながら紹介します。
重要キーワードは一番左に入れる
まず、大原則として、一番あなたのサイトが検索されたいキーワードは、サイトタイトルの左側に持ってきます。
例えば
ニキビ用化粧品の販売をされている方で、「ニキビ 化粧品」というキーワードで、自社サイトの検索順位をあげたい場合、サイトタイトルはこうなります。
「ニキビ用化粧品のABC薬品」
「ニキビ」と「化粧品」の間に「用」という単語が入っているのはかまいません。
タイトルの最初のほうに「ニキビ」「化粧品」という単語が両方出てきているのでOKです。
ところが、実際に、色々なウェブサイトを見ていると、
社名が一番左側に来ているサイトがとても多いことに気づきます。
- 「ABC不動産。××××××××」
- 「DEFクリニック|××××××××」
- 「弁護士法人GHI/××××××××」
たしかに、このように記載すると、社名は目立ちますが、実際に検索されたいキーワードで、上位表示を狙うという意味では弱くなります。
なので、今、あなたのサイトのタイトルが、左側に検索されたいキーワードがきていない、という場合は、修正することをおすすめします。
地域ビジネスをされている方は「地域名キーワードは必須」
次に業態別にサイトタイトルの付け方を考えてみましょう。
まずは地域で店舗ビジネスをされている方について。
美容院、治療院、クリニック、飲食店など、地元にお住まいの方を中心に集客したいという方は地域名を入れるのは必須です。
- 「●●県 税理士」
- 「××町 美容室」
- 「▲▲市 歯医者」
県よりも市、市よりも町といったかんじで、範囲をせばめていくほど、上位表示率は高くなります。
なので、例えば、大阪府堺市内の整骨院のホームページタイトルを考える場合、こういうパターンになります。
「堺市の整骨院・ABC整体。中百舌鳥駅近くで腰痛治療に強い」
これは「堺市 整骨院」というキーワードで検索されることを最も期待したサイトタイトルの付け方です。
堺市というのは100万人都市で、面積も広いです。
なので、もう少し狭い範囲で集客したいなら、院名の後ろにある「中百舌鳥駅」というのを先頭に持ってきてもいいですね。
「中百舌鳥の整骨院・ABC整体。堺市で腰痛治療に強い」
その地域に住んでいる住民さんを集客するのもありですが、そこそこ大きい駅や、乗り継ぎがある駅なら、駅名をメインキーワードに設定するのもいいかと思います。
大阪の場合、梅田、難波、天王寺のような巨大な駅にならない限り、駅名を集客キーワードにしている同業者はさほど多くありません。
狭い範囲で1番を狙いたいという方にはオススメの考え方です。
あと、最後のほうで「腰痛治療」という単語も入れてみました。
タイトルの一番左側に、最も重要なキーワードを入れるのがセオリーですが、真ん中より右側だから効果が全くないというわけではありません。
サイトの運営歴が長くなり、サイトの訪問者が増えて来ると、「堺市 腰痛」や「中百舌鳥 腰痛」といったキーワードで検索されやすくもなります。
全国商圏のサイトはタイトルにも戦略が必要
通販サイトなどを運営されていて、全国にお客さまがいるというサイトの場合は、地域名をタイトルに盛り込むのは意味がありません。
主力の商品名、商品ジャンルなど様々考えられますが、通販ビジネスサイトの場合は、地域ビジネスほど検索エンジン対策が簡単ではありません。
全国で商売をされている方向けの解説は別のページで解説しています。
(参考)→通販ショップなど、全国にお客さんを持つサイトのキーワードとサイトタイトル
やってはいけないサイトタイトルの付け方、という事例も紹介しますので、店舗ビジネスをされている方もぜひどうぞ。
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2015.01.24
集客キーワードを考える。それはサイトづくりで最も重要なこと
ネットで集客を行う上で、最も重要なことは何ですか?と尋ねられたら、私は迷わず「キーワードの選定です」と答えます。
ネット上からあなたの(会社の)ホームページを訪れるほとんどの人が、検索エンジンの検索窓に何らかの単語を入れて検索していると思います。
社名で検索したり、URLをそのまま入力するという人もいるかもしれませんが、その人はあなたの会社やサービスについて知っている人ですね。
あなたが出会いたいのは、「今からお客さんになるかもしれない人」ですよね。
ということは、いわゆる「見込み客」がよく検索しそうなキーワードを考え、それをサイトページにすると、多くの人に検索してもらえる可能性があります。
検索する人は「とにかく今困っているけど、自分に適切なサービスは何かしら?」と思って検索します。
検索ユーザーは事柄の大小にかかわらず「困っている」んです。
お困り事はひょっとしたら、洗面所の水が止まらなくて、近くの水道業者を探しているのかもしれませんし、今晩のデートで利用するレストランを探しているのかもしれません。
検索しようとしている人の行動や思考・感情を理解して、自分のホームページを探してもらいやすいキーワードを設定します。
逆にいえば、何の検索キーワードの設定もなしに、あなたのホームページを探してもらおうというのは、これだけウェブサイトが増えた昨今では無謀な考えだと言えます。
ユーザーは困り事を言葉にできない
例えばあなたがダイエット食品を売っているとしましょう。
「痩せたい」と思っている人に、あなたの商品を売りたい。
ここであなたの商品ホームページが、「ダイエット食品」というキーワードで検索1位にならば、放っておいてもジャンジャン注文が入るでしょうね。
しかし、現実には、大手ショッピングサイトや、超有名企業の公式サイトが上位を独占しています。
なので、今からそういった強豪キーワードの中に割って入るのは難しい。
では、もう少し戦える余地のあるキーワードを狙いましょう。
検索ユーザーは自分の悩みを解消するために、どういうキーワードで検索をかけてくるか予測してみます。
- 「マイクロダイエット」
- 「DHCフォルスコリン」
- 「オルビスプチシェイク」
こういった有名なダイエット食品の名前で検索するかもしれませんね。
けれども、痩せたいと思っている人が本当に欲しいのは「有名なダイエット食品」ですか?
そうではないですよね。
ダイエット食品を探している人が本当に欲しいのは「痩せてほっそりした体」ですよね。
それなら
- 「痩せる 方法」
- 「●●ダイエット 効果」
- 「痩せる レシピ」
こういうキーワードで検索することは予測ができます。
ここで、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。
本当に痩せることが最終目的でしょうか?
確かに、体重が減れば満足という人もいるでしょうね。
でも、痩せたいと思うからにはなんらかの動機やきっかけがあるでしょう。
- 1週間後に同窓会に行く
- 1か月後に結婚式を控えている
- 痩せて彼氏を作りたい
- 痩せて、昔買ったワンピースをもう一度着たい
人が痩せたい理由というのは、ちょっとイメージするだけでもたくさん思いつきます。
検索ユーザーは、自分の願望というのをなかなか言語にすることができません。
だから、痩せたいと思った時に有名な健康食品の名前を入力して、
- 「●● 効果」
- 「●● 副作用」
こういった調べ方をしてきます。
そこで、私達は検索の網を張るわけです。
本当に痩せたい理由を持っている人のキーワードの網を。
- 「結婚式 1ヶ月前 ダイエット」
- 「同窓会前 ダイエット」
- 「痩せて モテる」
こういったキーワードは「ダイエット食品」のようなキーワードに比べれば、検索回数は少ないです。
しかし、本当にそのキーワードに合った記事を書いてあげれば、検索ユーザーの購入につながる確率は高くなります。
なにより、検索エンジンでの上位表示も簡単です。
強豪キーワードで上位表示を狙うのは、成功した際のリターンは大きいですが、お金も労力もかかります。
それよりも、本当に検索ユーザーが抱えている悩みを考えてあげて、小さなキーワードでたくさんページを作ったほうが、労少なくして、アクセスを伸ばすことができます。
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